車を買った時にボディのコーティングを勧められたことはないでしょうか?また、街中でよく『カーコーティング専門店』と書いているお店の看板(うちもカーコーティング専門店ですが・・・)を見ませんか?
最近はスマートフォンの画面にガラスコーティングをしたりするので、車に興味ない方でも身近なものにはなってます。
今回はカーコーティングが本当に必要なものかどうか、種類やメリットをご説明いたします。
カーコーティングとは
簡単に言うとボディに膜を張ってコーティングした物を保護する役割がコーティングと呼ばれるものです。
カーコーティングの流れ
カーコーティング未施工の中古車などは、ボディの表面が細かい傷で凹凸があります。
車を購入したら綺麗なボディで納車されますよね(中古車の場合は傷が目立つ場合もありますが・・・)?
今回はあえて綺麗な新車ではなく中古車を前提で説明していきます。
実は、車のボディには洗車傷、ブレーキダスト、他様々な外的要因で細かい傷が無数にあります。
コーティングまでにはいくつか手順があるので、説明していきます。
車を購入したら綺麗なボディで納車されますよね(中古車の場合は傷が目立つ場合もありますが・・・)?
今回はあえて綺麗な新車ではなく中古車を前提で説明していきます。
実は、車のボディには洗車傷、ブレーキダスト、他様々な外的要因で細かい傷が無数にあります。
コーティングまでにはいくつか手順があるので、説明していきます。
カーコーティングの流れ①研磨
中古車の場合、コーティングをする前に一般的にはボディをコンパウンドで磨いて塗装面を整えます。
塗装面はボディ表面のカラー塗装の上にクリア塗装が施してあります。
磨きはこのクリア塗装を剥がさないように磨いていくので、粒子レベルの磨きになります。
塗装面はボディ表面のカラー塗装の上にクリア塗装が施してあります。
磨きはこのクリア塗装を剥がさないように磨いていくので、粒子レベルの磨きになります。
カーコーティングの流れ②コーティング
ボディを磨いて塗装面を整えた上にコーティングを施工します。
図のように磨いた後の細かい傷を埋めるようなイメージです。
図のように磨いた後の細かい傷を埋めるようなイメージです。
カーコーティングの流れ③完成
このコーティング剤は種類にもよりますが(種類の詳細は後日説明します)、硬度が高く乾燥養生させると、ボディが硬くなります。
そのため傷も付きにくく、表面もツルツルしているので汚れも付きにくくなります。
上図のようにボディの傷も消し、艶や光沢が出てきます。
また硬度の高い膜を作るため、日光の紫外線や酸性雨、細かい傷を作る外的要因から長期間ボディの保護をします。
そのため傷も付きにくく、表面もツルツルしているので汚れも付きにくくなります。
上図のようにボディの傷も消し、艶や光沢が出てきます。
また硬度の高い膜を作るため、日光の紫外線や酸性雨、細かい傷を作る外的要因から長期間ボディの保護をします。
カーコーティングの種類
カーコーティングには主に3つの種類があります(本当はもっとありますが、私自身が携わってきたものだけで紹介します・・・あくまで『主に』で・・・)
この3種類には特徴もメリットデメリットも様々ですので、カーコーティングをお考えの方は一番合ったものでご検討下さい。
この3種類には特徴もメリットデメリットも様々ですので、カーコーティングをお考えの方は一番合ったものでご検討下さい。
セラミックコーティング
まずはセラミックコーティング。
金属や炭素を主成分としたコーティング剤です。
これの特徴はとにかく高くていいものということです。
まず硬度が一番高いです。高いものでは9Hの硬度で(ダイヤモンドの硬度が10H)になります。
ボディの保護力は断然高く、耐久性も良く、耐薬品性も優れています。
デメリットとしては、施工費が高いです。後で説明するガラスコーティングの1.5~2倍の費用がかかります。
また耐薬品性に優れているので、仮にコーティングを剥がしたくても剥離剤では剥がせずコンパウンドでボディを削って落とすしか方法がありません(まぁ、コーティングを剥がしたいことなんてなかなか無いと思いますが・・・)。
今セラミックの市場も高くなっているので、今後はどんどん価格は上昇していくことが予想できます。
「お金はいくらでも出すからとにかくボディを綺麗にしたい!」という方にはおススメのコーティングです!
金属や炭素を主成分としたコーティング剤です。
これの特徴はとにかく高くていいものということです。
まず硬度が一番高いです。高いものでは9Hの硬度で(ダイヤモンドの硬度が10H)になります。
ボディの保護力は断然高く、耐久性も良く、耐薬品性も優れています。
デメリットとしては、施工費が高いです。後で説明するガラスコーティングの1.5~2倍の費用がかかります。
また耐薬品性に優れているので、仮にコーティングを剥がしたくても剥離剤では剥がせずコンパウンドでボディを削って落とすしか方法がありません(まぁ、コーティングを剥がしたいことなんてなかなか無いと思いますが・・・)。
今セラミックの市場も高くなっているので、今後はどんどん価格は上昇していくことが予想できます。
「お金はいくらでも出すからとにかくボディを綺麗にしたい!」という方にはおススメのコーティングです!
ガラスコーティング
次はガラスコーティングですが、最近ではスマートフォンの画面のコーティングとしても使用されていますので一番身近でかつ車では一番主流で『カーコーティング=ガラスコーティング』というイメージの方も多いのではないでしょうか?
高い硬度の被膜を作り艶や光沢は優れ、傷は付きにくく、太陽光の紫外線からボディのダメージを軽減させて塗装も劣化しにくく非常にメジャーなカーコーティングです。
また防汚性も高く、洗車の回数も減りますし、カーシャンプーを使用せず水洗いのみで洗車ができるのも大きな魅力の一つです。
ガラスコーティングはガラスを主成分にしていますが、ダイヤモンド粒子が含有されているコーティング剤などはより高度の高い被膜を形成します。
耐久性も3~5年と長期間ボディを保護してくれます。
デメリットはセラミックほどではなくともやはり価格は平均的に高いです。
また、コーティング施工が難しく、慣れない方が施工するとムラができてしまうので、プロにお任せすることを推奨します。
私個人的には一番おススメのコーティングです。
高い硬度の被膜を作り艶や光沢は優れ、傷は付きにくく、太陽光の紫外線からボディのダメージを軽減させて塗装も劣化しにくく非常にメジャーなカーコーティングです。
また防汚性も高く、洗車の回数も減りますし、カーシャンプーを使用せず水洗いのみで洗車ができるのも大きな魅力の一つです。
ガラスコーティングはガラスを主成分にしていますが、ダイヤモンド粒子が含有されているコーティング剤などはより高度の高い被膜を形成します。
耐久性も3~5年と長期間ボディを保護してくれます。
デメリットはセラミックほどではなくともやはり価格は平均的に高いです。
また、コーティング施工が難しく、慣れない方が施工するとムラができてしまうので、プロにお任せすることを推奨します。
私個人的には一番おススメのコーティングです。
ポリマーコーティングの特徴
3つ目はポリマーコーティングですが、樹脂系コーティングとも呼ばれています。
液体ワックスと呼ばれている商品もこれに該当します。
ポリマーコーティングは上記のセラミックコーティングやガラスコーティングと違ってボディの表面に硬い被膜を形成するのではなく塗装面に浸透していくコーティング手法になります。
硬い被膜で保護しているわけではないので、傷が付きにくくなったり塗装の劣化を防ぐといった効果はありません。
艶や光沢は発揮しますが効果継続期間も3~4か月程度です。
ポリマーコーティングのメリットは安価で手軽なことです。
物にもよりますが、金額だけでいえばガラスコーティング1回分の金額でポリマーコーティングは数回できます。
誰でも安く施工できるのは最大のメリットです。
因みに
液体ワックスと呼ばれている商品もこれに該当します。
ポリマーコーティングは上記のセラミックコーティングやガラスコーティングと違ってボディの表面に硬い被膜を形成するのではなく塗装面に浸透していくコーティング手法になります。
硬い被膜で保護しているわけではないので、傷が付きにくくなったり塗装の劣化を防ぐといった効果はありません。
艶や光沢は発揮しますが効果継続期間も3~4か月程度です。
ポリマーコーティングのメリットは安価で手軽なことです。
物にもよりますが、金額だけでいえばガラスコーティング1回分の金額でポリマーコーティングは数回できます。
誰でも安く施工できるのは最大のメリットです。
因みに
カーコーティングの種類の豆知識
他にも『ガラス系コーティング』や『油脂系コーティング』などがあります。
ガラス系コーティングはガラス成分とポリマー成分のミックスしたコーティングです。
施工も簡易的で相場も安価なコーティングですが、ガラスコーティングに近い綺麗な艶や光沢を発揮します。
油脂系コーティングはいわゆるカーワックスと呼ばれているコーティングです。
油脂系コーティングは油分で塗装面に塗り込んでボディに艶を出すので、他のコーティングのような硬化させてボディに艶を出す手法とは異なります。
安価で誰でも簡単に施工できるというメリットはありますが、ただ塗り込んでいるだけなので、洗車したり日光の熱で落ちますので効果継続期間も1ヶ月程度になります。
また、再施工する場合は洗車できちんとボディに残っている油分を落とさないと古い油分に上塗りしてしまいムラができてしまいます。
艶については・・・ポリマーコーティングと同等程度は発揮しますので、究極の安価で綺麗に見せる方法です!
※個人的にはむしろ手入れが面倒になるのであまりおススメはしていません・・・
ガラス系コーティングはガラス成分とポリマー成分のミックスしたコーティングです。
施工も簡易的で相場も安価なコーティングですが、ガラスコーティングに近い綺麗な艶や光沢を発揮します。
油脂系コーティングはいわゆるカーワックスと呼ばれているコーティングです。
油脂系コーティングは油分で塗装面に塗り込んでボディに艶を出すので、他のコーティングのような硬化させてボディに艶を出す手法とは異なります。
安価で誰でも簡単に施工できるというメリットはありますが、ただ塗り込んでいるだけなので、洗車したり日光の熱で落ちますので効果継続期間も1ヶ月程度になります。
また、再施工する場合は洗車できちんとボディに残っている油分を落とさないと古い油分に上塗りしてしまいムラができてしまいます。
艶については・・・ポリマーコーティングと同等程度は発揮しますので、究極の安価で綺麗に見せる方法です!
※個人的にはむしろ手入れが面倒になるのであまりおススメはしていません・・・
カーコーティングのメリット
カーコーティングのメリット①ボディの艶が出る
1つ目はボディに艶が出ます。
これば単純に見た目が良くなるということですが、私個人としてはこの見た目が良くなるのは一番のメリットだと思います。
車で出かけるなら綺麗な方がいいですよね⁉
私も艶や光沢でピカピカの車を見かけるとつい目に入ってしまいますし、ドライバーはどんな人だろうってつい見ちゃいますね!
まぁ本能というか、綺麗なお花畑や壮大な景観を見るとつい見とれてしまう感じですね!
これば単純に見た目が良くなるということですが、私個人としてはこの見た目が良くなるのは一番のメリットだと思います。
車で出かけるなら綺麗な方がいいですよね⁉
私も艶や光沢でピカピカの車を見かけるとつい目に入ってしまいますし、ドライバーはどんな人だろうってつい見ちゃいますね!
まぁ本能というか、綺麗なお花畑や壮大な景観を見るとつい見とれてしまう感じですね!
カーコーティングのメリット②洗車が楽になる
言い方を変えれば手入れが楽になるということです。
前回のブログでコーティングの理屈をお話ししましたが、ボディの塗装面を高硬度の膜で保護することで汚れが付きにくくなります。撥水性と親水性で汚れの落とし方は多少違いますが、要はツルツルのボディは雨や洗車で水が汚れを落としてくれるということです。
ウォータースポットも付きにくくなります。
ちなみに当店は撥水性コーティングなのですが、大粒の水滴になって気持ち良いくらい水を弾くので車に雨が降っているのを見るのが楽しいですよ!
また、洗車はシャンプーを使わずに水洗いで十分綺麗になります。カーシャンプーにはコンパウンド入りやワックス成分配合などのものがあるのでむしろ、カーシャンプーは使わない方がボディに傷をつけないのでいいとも言えます。
前回のブログでコーティングの理屈をお話ししましたが、ボディの塗装面を高硬度の膜で保護することで汚れが付きにくくなります。撥水性と親水性で汚れの落とし方は多少違いますが、要はツルツルのボディは雨や洗車で水が汚れを落としてくれるということです。
ウォータースポットも付きにくくなります。
ちなみに当店は撥水性コーティングなのですが、大粒の水滴になって気持ち良いくらい水を弾くので車に雨が降っているのを見るのが楽しいですよ!
また、洗車はシャンプーを使わずに水洗いで十分綺麗になります。カーシャンプーにはコンパウンド入りやワックス成分配合などのものがあるのでむしろ、カーシャンプーは使わない方がボディに傷をつけないのでいいとも言えます。
カーコーティングのメリット③傷が付きにくくなる
ボディを硬い膜で保護しているので、耐久性が上がり傷が付きにくくなります。
まとめ
もちろん上記のメリットが全く必要ない方もおられると思います。
例えば・・・社用車で利用しているから無駄な経費は掛けたくない方や車はただの移動手段で洗車もしないし、見た目は気にしないという方にはカーコーティングはあまりおススメできません。
そういう方は車内装備品や車内清掃にこだわった方が良いでしょうし、いざ故障や修理の際は必ず出費がかさみますので、カーコーティングは必ずしもカーライフに必要なものではありません。
しかし、やはり車とは高価な代物ですので、大切に乗っていきたいものですし(いや、カーコーティングしない人が大切にしていないというわけではありませんよ・・・)、これも私個人の意見ですが、綺麗な車だとドライブに出かけたくなります
例えば・・・社用車で利用しているから無駄な経費は掛けたくない方や車はただの移動手段で洗車もしないし、見た目は気にしないという方にはカーコーティングはあまりおススメできません。
そういう方は車内装備品や車内清掃にこだわった方が良いでしょうし、いざ故障や修理の際は必ず出費がかさみますので、カーコーティングは必ずしもカーライフに必要なものではありません。
しかし、やはり車とは高価な代物ですので、大切に乗っていきたいものですし(いや、カーコーティングしない人が大切にしていないというわけではありませんよ・・・)、これも私個人の意見ですが、綺麗な車だとドライブに出かけたくなります